代替的大陸

だいたいてきたいりく。Alternative continent(オルタナティブ コンティネント)

加戸守行氏による鳥インフルエンザ関連の発言集など

ツイッターを覗いていたら、 前愛媛県知事の加戸守行氏が鳥インフルエンザ対策のために、今治に獣医学部をつくりたかったみたいなツイートを幾つかみかけたので、ざくっと調べてみた。そうであったろうか。 

加戸氏

 左が加戸氏、右が前川氏。知ってますよね。

 

まずは、ニュースから。

 

1.加戸氏による鳥インフルエンザ発言のニュース

私の知事時代には鳥インフルエンザが発生し、米国では狂牛病が発生した。22年には口蹄疫が発生したが、獣医師が足りず大わらわだった。

 調べると、県庁への志望者が不足しているゆえに公務員獣医師を採用できない。そのため、鳥インフルエンザや狂牛病やらで獣医師が手いっぱいなのに人手が足りないのだ。(6月17日産経ニュース)

 出典:加戸守行前愛媛県知事 インタビュー詳報まとめ - 産経ニュース

 

鳥インフルエンザやBSE(牛海綿状脳症)といった感染症対策の充実を大きな目的に獣医学部の誘致に取り組んだが、文科省への申請は一向に通らなかった(7月10日J-CASTニュース)

出典: なぜか報道されない「当事者」前愛媛県知事の発言全容 : J-CASTニュース

 

質問議員が自民の青山氏に変わる。「鳥インフルエンザ、BSEという新たな危機が生まれている」と切り出し、獣医師の不足を取り上げる。

 

参考人として呼ばれた加戸・前愛媛県知事は知事として一番苦労したのが鳥インフルエンザと口蹄疫(こうていえき)対策だったと説明し、獣医学部の新設について「岩盤規制で跳ね返され、特区で実現を見るようになり、喜んでいる」と語った。「ゆがめられた行政がただされたのが正しい発言だ」

(7月10日朝日新聞デジタル)

出典:【参院閉会中審査】:朝日新聞デジタル

 

もう一つは私が知事に着任早々、鳥インフルエンザの問題、あるいはアメリカでの狂牛病の問題、(知事の)終わりの時期には口蹄疫の問題等々で、愛媛県で公務員獣医師、産業担当獣医師の数の少なさ、確保の困難さ、そして獣医大学部の偏在等々の状況。

そしてアメリカの適切な対応などを見ながら、日本も遅れているなと思っていたときに、ちょうどたまたま加計学園が今治の新都市への進出という構想を持ってこられたので、渡りに船と、この獣医学部構想で取り組んでいただいて。

単に獣医学部ということでなくて、アメリカに見習って、先端サイエンスなり、あるいは感染症対策なり全てが国際水準に負けないような新たな分野に取り組む獣医学部として、国際的にも恥ずかしくない拠点にもしたい。(7月11日産経ニュース)

出典:【閉会中審査】加戸氏「『加計ありき』と言うが…12年前から声をかけてくれたのは加計学園だけ」 - 産経ニュース

 

鳥インフルエンザが発生し、牛海綿状脳症(BSE)、口蹄(こうてい)疫の問題が続いた。愛媛県に獣医学部が欲しいと考えた(7月26日産経ニュース)

 出典:加戸守行前愛媛県知事の発言がもやを晴らしてくれた  - 産経ニュース

 

加戸氏は「口蹄疫や鳥インフル対策で四国に獣医学部が必要だ」と熱弁をふるっていた(8月1日ゲンダイデジタル)

出典:専門家が学部新設より獣医師の待遇改善を|日刊ゲンダイDIGITAL

 

 確かに、加戸氏は「口蹄疫や鳥インフル対策で四国に獣医学部が必要だ」と申してます。

 

次に、加戸氏が戦略特区の分科会に出した資料を見てみよう。

 

2.加戸守行氏が今治市分科会に提出した資料

 

今治市分科会に提出した資料

 

鳥インフルエンザとは書いていないものの、 感染症に関する危機管理人材の育成拠点とはっきり書いてますね。

 では、この感染症に関する危機管理人材の育成拠点とはどのようなものでしょうか。

 

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3.京産大の鳥インフル対策と教育に対する考え方

 京都産業大学トリインフルエンザ研究センター長の大槻教授が

WGの阿曽沼委員からの質問、P3レベルの施設と近隣との問題に関して明確に答えています(9枚資料の8枚目)。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h28/teian/161017_gijiyoushi_01.pdf


大槻教授(中略)世界情勢を見ますと、鳥インフルエンザはまだ広がっている一方だと私たちは認識しておりますので、いつ日本に入ってきてもおかしくない。ですから、それを防圧しなければならない。そのための学生をこれから育てなければならないと考えております。 

出典:加計学園問題ー今治、岡山理科大は破棄差し戻し、第2回分科会は審査になっていない:龍渓論壇:So-netブログ

京都産業大学の鳥インフルエンザセンターの所長が鳥インフルエンザ等の感染症防疫を担う獣医師育成の必要性について考えを述べている。必然的にその育成の施設が鳥インフルエンザセンターということになる。

 

その他にも鳥インフルエンザについての発言がある。

(京都府)鳥インフルエンザ等の感染症防疫を担う獣医師の育成など「攻めの農林水産業」を支える獣医師。こうした獣医師の養成にも携わっていきたいと考えております。

出典:http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/h28/teian/161017_gijiyoushi_01.pdf

 

 鳥インフルエンザ等の感染症防疫を担う獣医師育成には、京都産業大学の鳥インフルエンザセンター同等の施設が必要と考えていいだろう。

 現在の加計獣医学部のBSL3は対応できるのだろうか。以前に書いたエントリーでも疑問点を整理している。

nobujirou.hatenablog.jp