代替的大陸

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獣医学部棟のBSL3施設 4つの疑問点 / ツイッターまとめ

加計問題の説明は省略するが、先週末ぐらいに獣医学部棟の流出図面の一部がメディアにより公開され話題となっていた。

ツイッターやはてブでは専門的な見地から幾つかの疑問点や問題点が指摘されていた。

大きく分けると4つの疑問点にカテゴライズできる。大きさ、位置、設備、構造だ。話題となったツイッターを紹介しながら、獣医学部棟の4つの疑問点を整理してみたい。

(BLS3施設の基礎知識については、章の最後で簡単に紹介)

 

目次

 

1.大きさ ~BLS3の面積が小さい~

いきなりではあるが、検査とか研究とかに使える面積ではないらしい。

 

 そんなに小さいのだろうか。公開されている加計のBSL3と京産大インフルエンザBSL3をだいたい同じくらいの大きさにして並べてみよう。

BSL3大きさの比較

出典:(左図)週刊朝日、(右図)鳥インフルエンザ研究センター

大学の施設と研究所の施設の比較で一概には比較できないが、加計学園獣医学部のBSL3施設は小さめであるとは言えそうだ。

 

2.位置 ~BLS3がフロア中央にある 

「実験室はふつう端っこに置かれるのにここは中の方にある」と獣医学会関係者は首を傾げた。

出典:http://tanakaryusaku.jp/2017/08/00016511

BSL3施設がフロア中央に配置されるというのだが、位置は「田中龍作ジャーナル」の記事に公開図面の写真が掲載されているので確認して欲しい。

田中龍作ジャーナル | これが設計図だ 「水増し請求詐欺」裏付ける安普請

 

BSL3施設がフロア中央にあることでどのような問題があるのだろう。

 

 危険な病原体を扱う施設なので、端っこか別棟が安全だということだろう。

 

 BSL3は別棟でつくるのが当然という指摘もある。しかし、加計学園の場合は中央に配置しているので大疑問ということだろう。

 

 

3.設備 ~BLS3に必要な設備がない~

「(外にウィルスが出ないようにするため実験室の気圧を下げる)陰圧の設備もありませんね」

出典:田中龍作ジャーナル | 【加計疑惑】これが設計図だ 「水増し請求詐欺」裏付ける安普請

これも「田中龍作ジャーナル」からの引用なのだが、ウイルスが出ないようにするための設備がないとは穏便ではない。

 

「隔離性が低く、危害性の高い病原微生物等を取り扱う教育、研究、病性鑑定には不向き。これでは高病原性鳥インフルエンザの検査、診断、実験、研究は難しいと思う。施設全体でみても、動物実験を理解していない人が設計しているんじゃないか

出典:安倍政権さらに窮地 加計学園の獣医学部新設「設計関連文書」全文を入手 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

朝日の記事は、設備うんぬんよりも、「施設全体でみても、動物実験を理解していない人が設計しているんじゃないか」と手厳しい。

 

必要な設備がないということに関しては、図面が一部公開されただけなので、一般にはよく分からないところがある。これだけ疑問点があるのならば、図面の全面公開が期待される。

 

4.構造 ~鉄骨造はBLS3に不向き~

 そもそも鉄骨造が理系の施設には不向きであるという。少し注意して読んでみよう。 

 

 鉄骨造は、仕上げ材などに隙間ができる可能性があり、理系の施設には不向きという指摘。

 

建物は上に行くほど揺れる。隙間が出来てしまったら、そこから危険なウイルスが漏れる可能性があるということか。

 

BLS3がある施設は鉄筋コンクリート造などでつくるべきという指摘。

 

科学者からも、鉄骨造に疑問視。

  BLS3がある施設の鉄骨造は危ないということになるだろう。

 

科学者による疑問点のまとめ。

 法令遵守だけしてればよいものではないという考え方が参考になる。

  

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BSL3設備の基礎知識

 ますは、BSL3で扱うウイルスや菌類。1~4までのレベルがあり、3、4で危険度があがる。

 

BSL3施設の概要は、建築エコノミスト森山氏のツイートが分かりやすい。 

 

 基礎知識については随時内容を補ってく予定。